2009年6月18日木曜日

除草の心

ある方から下記のコメントをいただいた。
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草を刈るとき。
それは「ネガティブなことを刈り取る気持ち」で行うといいそうです。
ある意味清めであり「浄化」のようなものでしょうか
大地の上に立ち、土に触れるだけでも心地がいいですが
ネガティブなことも刈り取ることによって流せるなんて自然は寛大ですね。

ちなみに、苗を植えるときは。
夢や希望そして素晴らしいエネルギーが苗と一緒に育ってくれますように。。。
と願いを込めて植えるといいそうです。
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なるほど、コナギを抜くことは
無意識に私の心から無駄なものを取り去っているということなんですね。

だから、清々しい気持ちで田んぼを後にできるんですね。

有難うございました。
次回から心して草を抜かせていただきます。

    

2009年5月28日木曜日

田植え2009

2時就寝するも、
Tさん、Hちゃんのイビキの谷間で寝付かれず…。

勝手知ったる里山ねっと
談話室のソファー→1階の教室へと
掛け布団と枕をもって移動。

なんとか睡眠時間を確保。

開けて26日は
高曇り
農作業には最高の天気となり…

私の今回のテーマは
まっすぐ、碁盤の目のように植える。

昨年の収穫王Tさん作成の
極めて正確に直角を表現する
工業的なデザインの
田植え定規を使用。

これで曲がったら
それは全部私のせいである。

これを使って少し植えてみるが
やはり曲がる…。

なんでだろう・・・?

塩見さんも自分の区画を手植えしている
その動きを観察してみる

すると、区画を示す紐に沿って田植え定規を転がしている。

そうか!
「基準となる直線を、まず手に入れることだな!」

私はあぜ道を基準にしていた
微妙に曲がっているんだな、これが…。

そこで、紐をぴんと張って基準となる直線を作り出す
それに沿って植えてみる

今度はうまく行き出した。

4回目の田植え
これまでは、植えることに精いっぱいであったが
今回はさらに進んだレベルに向上させないと…。

同じ失敗は繰り返せない。

2時半、無事終了。

さあ、今度は草取り。

田植え2009前夜

今年で4回目となる田植え。
5/26(火曜日)終了。

前夜大阪から
綾部入り。

泊まりは里山ねっとあやべ。
廃校になった小学校。

京都経由で8時半ごろ綾部着。
タクシーに乗って…と思いきや
駅前にタクシーはない。

案内所のおじさんに尋ねると
「タクシーはありません」と
すげない返事…。

仕様がないので
次の福知山行きに乗って
福知山からタクシーで行くことに…。
4300円なり。

10キロ入りの米が買える。

♪~君は行くのか
そんなにしてまで…(「若者たち」より)

いいのです。
それだけの価値があるのです。
その田んぼには…。

10時前にやっと
里山ねっとあやべ到着。

先に乗り込んでいた「友の会」の面々に合流。
夜中の2時まで話し込んだ。
それぞれ、「半農半X」という言葉の筏につかまって
集まってきた。不思議な縁。

これを里見八犬伝をもじって
塩見発見伝という。

さあ、明日は田植えだ!
うれしいな!

  

2009年3月14日土曜日

枝廣淳子さんから

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Enviro-News from Junko Edahiro
No. 1613 (2009.03.14)
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ホワイトデーの今日、環境問題に心を痛めているすべての男性・女性へのプレゼントです。
レスター・ブラウン氏の『プランB3.0』より、「人類文明を救うために:あなたと私にできること」を実践和訳チームの翻訳でお届けします。
~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~
人類文明を救うために:あなたと私にできることhttp://www.earthpolicy.org/Books/Seg/PB3ch13_ss7.htm
レスター・R・ブラウン
さまざまな国で講演をしていると、よく出くわす質問がある。その一つが「世界が直面している環境問題に、私たちは対処できるのか?」というものだ。「私たちは、経済の衰退と文明の崩壊を避けることができるのだろうか?」
私は決まってこう答える。「それはあなたと私次第です。あなたと私が、この流れを変えるためにとる行動にかかっています」。つまり、政治に積極的に関わろうと。文明を救う活動は、スポーツ観戦とは違うのだから。
私たちはこの新しい世界に、とても速いスピードで移行してきた。だから、今起きていることの意味を、まだ完全には理解していない。昔から、子供たちには、できる限り最良の医療と教育を受けさせたいと考えてきた。しかし今、私たちが、地球環境の悪化を食い止め、貧困をなくし、人口を安定させるために行動しなければ、子供たちの世界は経済的に衰退し、政治的にも崩壊してしまうだろう。
最優先すべき政策課題は二つある。税制を再構築することと、財政支出の優先順位を見直すことだ。文明を救う活動とは、市場において環境の価値が反映されるよう、税制を改革することである。そして、プランBに必要な財源が確保できるよう、財政支出の優先順位を見直すことだ。
公正な市場を作るためには、税制の再構築が不可欠であることを、自分たちが選んだ議員に、手紙で、電話で、メールで伝えよう。環境コストを負担しない企業は、短期的にはうまくいっているように見えても、長期的には崩壊するだけだということを、議員に認識してもらおう。
できれば、同じ考えを持つ何人かの友人を集め、なぜ環境税を引き上げ、所得税を引き下げる必要があるのかを、自分たちが選んだ議員と話し合おう。議論する前に、自分たちの懸案事項と必要な政治的イニシアティブを、簡単にまとめて下書きしておこう。税制の再構築に関する情報は、アースポリシー研究所のウェブサイトwww.earthpolicy.org、『プランB3.0:人類文明を救うために』第13章に掲載されている。自由にダウンロードして、利用してほしい。
文明の将来が問題だというのに、世界では今、年間1兆ドル(約100兆円)以上もの軍事費が使われている。それが現実離れしていることを議員たちに分かってもらおう。そしてこう訊ねよう。「貧困の解消、人口の安定化、そして地球の回復のために、新たに年間1,900億ドル(約19兆円)の予算をプランBに注ぎ込むことが、文明を救う上で無駄なことなのか?」と。
さらに「世界全体の軍事予算の1/6を文明救済のために振り向けることが、それほど高くつくことなのか?」と。彼らにプランBの話をしよう。その際、第二次世界大戦のときに、我々がどのように動員されたかということも、彼らに思い出してもらおう。
国際支援プログラムに、貧困の解消、家族計画、森林再生、再生可能エネルギーの開発を、テーマとして組み入れることを提言しよう。そして、これらに対する予算を増やし、軍事予算を削ることを強く要請しよう。
どんなに新しい軍事システムを構築しても、人類の安全を脅かす新たな脅威に対しては無力なことを指摘するのだ。誰かが子どもたちや孫たちのことを代弁しなければならない。彼らがこれから迎える世界こそが危険に曝されていくのだから。
要するに、プランBに盛り込まれている変革に力を貸してもらうよう、私たちは自分たちが選んだ議員や国の指導者たちを説得しなければならない。「私たちや子供たちの未来はこのプランBにかかっています」、と言わんばかりに、こうした変革の必要性を彼らに訴える必要があるのだ。実際その通りなのだから。
あなた自身も環境問題について学んでみよう。もしこの『プランB3.0:人類文明を救うために』がためになると思うなら、ほかの人にも薦めよう。アースポリシー研究所のサイトからでも無料でダウンロードできる。
また同じように環境問題を抱えていた古代文明に何が起こったかを知りたいのなら、ジャレド・ダイアモンドの『文明崩壊』か、ロナルド・ライトの『暴走する文明』を読むのがよいだろう。
もし書くことが好きなら、地元の新聞社に意見を投稿してみよう。環境破壊を招く活動については税金を引き上げ、その分所得税を下げる必要があると主張するのだ。編集者に手紙を書いてみよう。また、あなたの持っているメールアドレスをひとまとめのリストにしておこう。それは友人や同僚、そして地元のオピニオンリーダーたちと有益な情報を交換するのに役に立つ。
今私たちが直面している課題は、規模もその緊急度合いも前代未聞だが、決して対策が取れないわけではない。手は打てるのだ。経済が衰退への道をたどっているこの世界を、経済が持続可能な形で発展する道へと軌道修正させるために、自分は何をしたいのか?
まずは腰を落ち着け、そのやりたいことについて綿密に計画を立て、タイムテーブルを組み立ててみよう。あなた自身の目標を立てよう。地域社会の中で、その目標を達成するのに一緒に協力し合える人を見つけよう。
そしてあなたがこれだと思うテーマを一つ選択する。税制の再構築、効率の悪い電球の廃止、石炭火力発電所の段階的な廃止、あなたの住む町の歩行者や自転車に優しい道路を目指す「完ぺきな道(コンプリート・ストリート)」の活動への参加。これ以上にエキサイティングでやりがいのある仕事がほかにあるだろうか。
選ぶのは私たち――つまりあなたであり、私である。旧来の方法を踏襲し、経済を支える自然の維持システムを破壊し続け、ついには自滅にいたる経済に執着することもできる。
一方で、プランBを受け入れ、自らが方向転換させる世代となって、息の長い進歩を続ける世界へと導くこともできるのだ。選択するのは、私たちの世代だ。しかし、その決断は今後、地球上に現れるあらゆる生命に影響を及ぼすことになるだろう。
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出典:レスター・R・ブラウン著『プランB3.0:人類文明を救うために』(PlanB 3.0: Mobilizing to Save Civilization)第13章「新しい未来を築くために手をたずさえよう」2008年、W.W.ノートン社(ニューヨーク)より刊行。以下のサイトより、無料ダウンロードもしくは書籍の購入可。www.earthpolicy.org/Books/PB3/index.htm.
次回のアースポリシー研究所のリリースでは、人々が世界中にプランBのメッセージを広めるために繰り広げている、さまざまな、勇気を奮い立たせてくれるような活動の中から、いくつかお届けします、お楽しみに。
(翻訳:角田一恵、酒井靖一、長谷川浩代)

半農半X版 就職しないで生きるには@大阪

3/14(土)10:00~12:30
KOKO PLAZA(新大阪)801号室

「半農半X版 就職しないで生きるには@大阪」

定員25名。満席。

半農半X研究所主催。

塩見直紀さんのトーク。
半農半Xデザインブックを使ったワーク。
参加者の1分自己紹介。

2時間半では足らない。

「半農半X大阪友の会」の紹介もできた。
メーリングリストにも入って下さる人が続出した。

皆さん、真剣にこれからの自分の生き方
社会のあり方について考えていらっしゃる。

いい感じのつながりができる予感がした。

2008年12月12日金曜日

米T


米T 半農半Xバージョン。

@2,900円

好評発売中。
詳しくは・・・


里山メールより

■1■ The Beautiful Days ちいさな里の ちいさなくらし(158)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「里山的投資」

こんな時代にこそ、自己投資を。
大変な時代ですが、
自分を高めること(=社会も高まること)に時間を、お金を、愛を注いでいきましょう
といわれます。
ほんとうにそう思います。

ふと、「里山的投資」ということばが生まれました。
里山に投資ということばはなじまないけれど、あえて使いたいことばです。
冬のこの時期なら
柚子を植えるとか、大根を寒風にさらし干すとか梅干しをつけるとか、味噌を仕込むことなどですね。
いっぱいありそうです。

脚本家・倉本聰さんが
「元金に手を出すな、利子で食っていけ」
ということばを書かれていたことがありはっとして、メモしたことがあります。

里山の利子とは何か。
世界は揺らいでも揺らがないものがいっぱいありますね。

(文・里山ねっと・あやべ 塩見 直紀)
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うーん。深いな~。
都会ではこの発想が出てこない。
場所を変えることで見えるものが違う。
里山的視点ですな。