そのころ私は広告会社に勤務していた。
常に時代の先端を追いかけるように教えられた。
最新の車
最新の化粧品
最新のテレビ
最新の薬
最新の酒
最新のコンピュータ
最新の携帯
最新のデジカメ
最新の…
かくして物の洪水。
日本中の会社が前年比100%超えを目指し、まい進した結果…。
地球環境の破壊、CO2増加による温暖化
経済至上主義、食品の偽装、教育の荒廃、
ワーキングプア、ホームレス
もうええやろ。
次はどっちや?
そんなとき目の前に筏が流れてきた。
そこには「半農半X」と書かれてあった。
そうか!
農業か?
農業なんかできるんやろか?
農ある暮らし?
(業って書いていなかった。)
なりわいにしなくてもいいんか?
半X?
自分のやりたいことができる?
ほんまかいな?
最初はそう思った。
その後、
半農半Xデザインスクール、1000本プロジェクト(米作り)、綾部里山交流大学
次々に打ち出される塩見直紀企画に乗っかっていくうちに
環境、福祉、教育、文化、経済各分野の問題点を
半農半Xは解決できると確信した。
「半農半Xは時代を拓くコンセプトになるでしょう」と
「半農半Xという生き方」の読者カードに書いた。
あれから5年。
この言葉は少しずつ少しずつひろがっている。
スローレボリューション。
静かなる革命がこの国に起こりつつある。
(半農半Xとの出会い―終わり)
0 件のコメント:
コメントを投稿