2008年10月21日火曜日

半農半Xとの出会い③

そのころ私は広告会社に勤務していた。
常に時代の先端を追いかけるように教えられた。

最新の車
最新の化粧品
最新のテレビ
最新の薬
最新の酒
最新のコンピュータ
最新の携帯
最新のデジカメ

最新の…

かくして物の洪水。

日本中の会社が前年比100%超えを目指し、まい進した結果…。

地球環境の破壊、CO2増加による温暖化
経済至上主義、食品の偽装、教育の荒廃、
ワーキングプア、ホームレス

もうええやろ。

次はどっちや?

そんなとき目の前に筏が流れてきた。
そこには「半農半X」と書かれてあった。

そうか!
農業か?

農業なんかできるんやろか?

農ある暮らし?
(業って書いていなかった。)

なりわいにしなくてもいいんか?

半X?
自分のやりたいことができる?
ほんまかいな?

最初はそう思った。

その後、
半農半Xデザインスクール、1000本プロジェクト(米作り)、綾部里山交流大学
次々に打ち出される塩見直紀企画に乗っかっていくうちに
環境、福祉、教育、文化、経済各分野の問題点を
半農半Xは解決できると確信した。

「半農半Xは時代を拓くコンセプトになるでしょう」と
「半農半Xという生き方」の読者カードに書いた。

あれから5年。
この言葉は少しずつ少しずつひろがっている。
スローレボリューション。

静かなる革命がこの国に起こりつつある。

(半農半Xとの出会い―終わり)

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